企画展




積算を行う宮大工・岡部又右衛門(©2009「火天の城」製作委員会)

信長の天下統一の野望実現に向けて建設された安土城は、日本で初めて天主を有し、五層七階の楼閣の内部は黒漆塗り、華麗な障壁画で飾られていたとされています。本能寺の変後まもなく天主と本丸周辺は焼失し、その姿は謎に包まれています。当時、不可能とされたこの築城を可能にしたのが宮大工・岡部又右衛門(おかべまたえもん)その人でした。

岡部又右衛門とその一門が安土城築城に挑む姿を描いた「火天の城」(東映 URL http://www.katen.jp)が9月12日より全国ロードショーを迎えます。この映画製作にあたって、当館では当時使用されていた大工道具やその使用法に関する時代考証などの協力をしました。

本展示では、岡部又右衛門が生きた中世から近世初の大工道具(復元品)、映画に登場する大工道具とそのシーンをあわせて紹介します。

【展示構成】
(1)鎌倉時代から江戸時代へかけての道具
(2)映画に登場する指図
(3)映画に登場する道具
(4)パネル展示「安土城建設」
(5)映像「西田敏行による解説」「原作者・山本兼一による解説」「スチル写真スライドショー」

展示概要  
タイトル ミニ企画展「安土城をつくった大工と道具―映画『火天の城』協賛展―」
会 期 2009年7月1日(水)〜 10月16日(金)
※月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)は休館
※7月17日(金)午後は都合により閉場いたします
開館時間 9:30〜16:30(入館は16時まで)
会 場 竹中大工道具館
関連イベント 講演会 「信長・秀吉・家康のお抱え棟梁たち」 
日時:2009年10月4日(日)14:00〜16:30
場所:ラッセホール大会場
(神戸市中央区中山手通4-10-8・当館より徒歩1分)
内容:戦国時代を代表する3人の英雄、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の背後には天下統一の夢を支えたお抱えの棟梁たちがいました。安土城や大坂城・江戸城など男たちのロマンの結晶ともいえる壮大な建築は、どのような人々に支えられて建てられたのでしょうか。谷直樹先生に長年の研究成果をもとにお話していただきます。
講師:谷 直樹(大阪市立大学大学院 教授)
定員:先着250名

映画情報

映画「火天の城」
監督:田中光敏
脚本:横田与志
原作:山本兼一
配給:東映
出演:西田敏行、福田沙紀、大竹しのぶ、椎名桔平ほか
URL: http://www.katen.jp

主 催 財団法人 竹中大工道具館
協 力 東映株式会社