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□■□ 竹中大工道具館MAILNEWS 第13号 (2011/10/4発行)
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目 次 | C O N T E N T S
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[1]企画展 「葺く-草と木でつくる屋根-」神戸会場のご案内
[2]企画展 「葺く」神戸会場 イベント情報
[3]講演会「職人と語る屋根のはなし」のご案内
[4]企画展東京会場のレポートをホームページでご覧いただけます
[5]企画展開催に伴う展示替えのお知らせ
[6]鉋削り体験(一般・こども向け)のご案内
[7]技と心セミナーのご案内
[8]年末年始休館のお知らせ
[9]ボランティア通信vol.5 「曾爺さんの大鋸」
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[1]企画展 「葺く-草と木でつくる屋根-」神戸会場のご案内
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10月1日まで東京のギャラリー・エー・クワッドにて開催していた「葺く」
展を、10月8日(土)より神戸・竹中大工道具館にて開催します。
本展は、自然と共生する循環型社会の構築が求められる現在において、環境
にやさしい草と木でつくる屋根に焦点をあて、その伝統技術を振り返ること
をテーマとしたものです。
草でつくる「茅(かや)葺き」、ヒノキの樹皮を重ねる「檜皮(ひわだ)葺
き」、薄く割った板を重ねる「こけら葺き」を中心に、それぞれの材料、道
具、実物大の屋根模型、そして映像を用いて、茅や檜皮などの材料が屋根と
なるまでの過程をわかりやすく紹介しています。
また展示の目玉として、普段は見ることのない屋根のつくりを間近でみるこ
とができる実物大の屋根模型も用意しています。ぜひこの機会にご覧くださ
い。
[展示構成とみどころ]
(1)茅葺き
茅葺きに使われるヨシやススキをはじめ日本各地でとれる様々な材料、職
人の道具、「民家の顔」と言われる棟模型を展示します。
(2)檜皮葺き
檜皮葺きはヒノキの樹皮を重ねるわが国特有の技術です。立木から剥(む)
いた4mに近い長い皮、その皮を加工してつくった葺材、職人の道具、そし
て優美な屋根の曲線が見られる実物大の屋根模型を通して、職人技にせまり
ます。
(3)こけら葺き
サワラやスギなど水に強い木材を薄く割って重ねるこけら葺き。原木から
板をつくる一連の工程、こけら板の種類、職人の道具、実物大の屋根模型
を映像とあわせて展示します。
(4)竹釘
檜皮やこけら板を留めるには竹釘が使用されています。
現在では希少となった竹釘制作の技術を材料・道具・映像で紹介します。
また直接竹釘を触ってみることができるコーナも設けています。
(5)日本の屋根
日本の伝統的な屋根の種類と歴史を絵画文献史料とパネルで紹介します。
(6)世界の屋根
アジアとヨーロッパを中心とした世界の屋根を写真パネルで紹介します。
(7)シアターコーナー
茅葺き、檜皮葺き、こけら葺きの技術に関する映像を放映します。
▽下記ページに写真入りの情報があります。あわせてご覧ください。
http://dougukan.jp/fuku
[展覧会概要]
■期 間:2011年10月8日(土)〜11月27日(日)
■会 場:竹中大工道具館
■開館時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
■休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
■主 催:竹中大工道具館
■共 催:一般社団法人日本茅葺き文化協会、公益社団法人全国社寺等屋
根工事技術保存会
■後 援:神戸新聞社
▽アクセス情報など詳細は下記ページよりご確認ください。
http://dougukan.jp/fuku
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[2]企画展 「葺く」神戸会場 イベント情報
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「葺く」展開催にあわせ次のイベントを開催いたします。ぜひご参加下さい。
(1)体験教室「茅を葺いてみよう」
開催日:2011年10月30日(日)10:00〜15:00
講 師:茅葺屋ほか
場 所:竹中大工道具館屋外駐車場
対 象:小学4年生以上(小学生は保護者同伴)
定 員:20名(参加無料・要申込)
申込締切:10月7日(金)消印有効
(2)記念セミナー「北欧における板で葺く屋根-フィンランドの木造教会-」
開催日:2011年11月5日(土)13:30〜15:00
講 師:竹内晧
場 所:神戸市教育会館
定 員:70名(入場無料・要申込)
申込締切:2011年10月21日(金)消印有効
(3)体験教室「檜皮を葺いてみよう」
開催日:2011年11月13日(日)13:30〜16:00
講 師:全国社寺等屋根工事技術保存会
場 所:竹中大工道具館屋外駐車場
参加無料・申込不要・随時受付
(4)ミュージアムトーク
開催日:2011年10月9日(日)、11月6日(日)、11月20日(日)
各日とも14:00〜15:00
解 説:担当研究員
場 所:竹中大工道具1階
参加無料・申込不要・随時受付
※10月22日開催予定の見学会「檜皮葺きの現場見学」は募集を締め切り
ました。
▽申込方法、最新情報はホームページでご確認ください。
http://dougukan.jp/fuku
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[3]講演会「職人と語る屋根のはなし」のご案内
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今年の「技と心」講演会は、「葺く」展の開催を記念し、植物性の屋根に詳
しい安藤邦廣先生と3人の若手茅葺き職人をお迎えします。
茅葺きをはじめとした植物屋根の魅力、材料確保や技術継承の課題、そして
今後の植物屋根のありかたについて語っていただきます。
タイトル:「職人と語る屋根のはなし」
日 時:2011年10月16日(日) 14:00〜16:30
場 所:ラッセホール大会場(神戸市中央区・当館より徒歩1分)
定 員:250名(申込不要・先着順)
入場料: 無料(当館見学の場合は別途入館料が必要)
語り手: 安藤邦廣(筑波大学教授・建築家)、塩澤実(茅葺屋)、
中野誠(美山茅葺株式会社)、山田雅史(山城萱葺屋根工事)
上映映画:「屋根を葺く-檜皮-」(約24分)
▽会場案内図などの詳しい情報はこちらのページから。
http://www.dougukan.jp/fuku/contents/event/event-kobe-koen.html
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[4]企画展東京会場のレポートをホームページでご覧いただけます
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企画展「葺く〜草と木でつくる屋根〜」東京会場は、10月1日をもって無事
終了しました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。草
と木でつくる屋根の魅力を感じていただけたでしょうか?
茅や檜皮、板などの植物性材料、屋根職人の道具など様々な資料の中でも特
に人気だったのは、実物大の屋根模型です。いつもは見上げる位置にある屋
根を目の高さに展示し、その職人技をじっくりとご覧いただきました。
引き続き、10月8日より神戸にて開催しますので、東京会場を見逃した方、
またご覧になった方も、神戸観光を兼ねてぜひご来場下さい。
この東京会場の展示やイベントの様子を企画展特設ホームページ
( http://dougukan.jp/fuku/ )にレポートとして掲載しています。
ぜひこちらもあわせてご覧ください。
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[5]企画展開催に伴う展示替えのお知らせ
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企画展「葺く-草と木でつくる屋根-」展示替えに伴い下記期間中は、当館
1階および地下1階を閉鎖させていただきます。常設展2階〜3階はご覧い
ただけます。展示替え期間中につきましては入館料を無料とさせていただき
ます。
■展示替え期間:2011年10月4日(火)〜10月6日(木)
※企画展「葺く-草と木でつくる屋根-」開催期間中は常設展1階ならびに
地下1階ビデオコーナーはご利用いただけません。常設展2階〜3階は通常通
りご覧いただけます。
ご来館の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお
願い申し上げます。
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[6]鉋削り体験(一般・こども向け)のご案内
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鉋(かんな)を使って実際に木を削ってみませんか?今日では手に取ること
がほとんどなくなった大工道具・鉋を使って道具の面白さや木の香りを体験
していただける体験教室を開催しています。
下記の日程で開催しますので、ぜひこの機会にご参加下さい。
開催日:10月9日(日)、10月22日(土)、11月19日(土)、
11月23日(水・祝)、12月17日(土)
時 間:各回とも 14:00〜16:00の間、適宜開催
場 所:竹中大工道具館 地階手入れ室
内 容:台鉋削り、ヤリガンナ削りなど(当館技能員が指導します)
参加費:無 料(入館料別途必要)
※上記イベントは都合により、中止することがあります。
最新情報は下記のページでご確認ください。
154_jp.html
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[7]技と心セミナーのご案内
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大工道具や木造建築の専門家ならびに当館スタッフによるセミナーのご案内
です。今回は11月と来年1月におこなわれるセミナーを紹介します。
[第50回] 2011年11月5日(土)(締切り2011年10月21日)
テーマ:「北欧における板で葺く屋根-フィンランドの木造教会-」
講 師:竹内 晧
内 容:北欧フィンランドは針葉樹に恵まれ、木造建築といえば丸太組積造
です。なかでも箱柱式の構法は、世界でも非常に珍しいものです。
この躯体の上に、合掌風の屋根架構が載り、その上にはハコヤナギ
の板を斧で削った屋根板が葺かれます。職人の拘りで、その模様も
さまざまです。漆黒のタールが塗られたその屋根板は、森の中で見
事に調和しています。今回は17、18世紀におけるフィンランド木造
教会を中心にその構造と屋根について紹介します。
[第51回] 2012年1月28日(土)(締切り2012年1月13日)
テーマ:「初期木割書の世界」
講 師:坂本忠規(当館主任研究員)
内 容:伝統的な建築設計技法の一つに、単位寸法をもとにして比例的に各部
寸法を割り付ける木割術があります。この技術を文書化した木割書に
ついては、江戸時代のものが良く知られていますが、室町末から安土
桃山時代に著された初期木割書についても近年、様々なことがわかっ
てきました。最新の研究成果をもとに、その概要と性格を紹介します。
(いずれも)
■参加費: 無料(入館料は別途必要)
■開催時間:13:30〜15:00 (13:00開場)
■会 場: 竹中大工道具館B1F多目的ホール
■備 考: 応募者多数の場合は抽選(申込必要)
▽セミナーのお申込み方法は下記のページをご覧ください。
159_jp.html
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[8]年末年始休館のお知らせ
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竹中大工道具館は、下記の日程で年末年始を休館とさせていただきます。
お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご了解賜りたくお願い申上げます。
[休館日]
2011年12月26日(月)〜2012年1月7日(土)
※2011年1月8日(日) 9:30より、通常どおり開館いたします。
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[9]ボランティア通信vol.5 「曾爺さんの大鋸」
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ボランティア通信vol.3では「解説ボランティア」の話でしたが、今回は「手
入れボランティア」についてお話します。
道具館の手入れボランティアも4年目に入りました。博物館が収集した大工道
具の清掃手入れを2ヶ月に1回ぐらいしています。手入れボランティアは希望
者が多くて現役の大工さんは日曜日に活躍されています。私は木曜日が主なの
で鉋台制作所の主人、大工道具販売店主など大工道具に関係有る方や、大学の
先生、元海上保安艇の乗組員、海上保険関係など大工道具には関係ない方など
と、その都度3〜4人グループを組んで作業をしています。
大鋸(製材用の幅の広い鋸)の手入れは力仕事なので午前中の2時間行い午後
は鉋の手入れです。7月も午前中、大鋸の手入れでした。 大鋸は普通厚くて重
く全体が錆びて背中の方を薄くするためと歪取りの槌跡が残っていて錆落とし
が大変で1時間半位かかるのもあります。
その日も大工道具のマークに詳しい方が、薄くて全体がピカピカの大鋸を手入
れされ「立派な大鋸だ、多分三木製でしょう、かね友(逆L字の中に友が入っ
ている)マークを知りませんか?」と三木市から来ているボランティアのFさ
んに質問されると、Fさん「あれ?その商標、曾爺さんのマークです。昭和20
年代に作っていた時のもの。今は家にもそんなに手入れが行き届いた鋸は残っ
ていない、この博物館に有るとわかって何時でも曾爺さんが作った鋸に会いに
来れる」と喜んでおられました。
2万数千点の収集品の中から展示品でもない、たまたま手入れ中の一本の曾爺
さんが作った大鋸に数十年経ってから曾孫が出会うのは奇跡みたいな縁です。
槌跡が残り錆だらけの一見して手作りと分かる大鋸が大部分の中で、ピカピカ
の手入れ目が綺麗に通って工業製品にのように見え、曾爺さんの苦労の結晶に
出会えたFさん。そんな瞬間に立ち会えると人ごとながら、こちらまで嬉しく
なります。
(竹中大工道具館解説ボランティア:S)
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┃編┃集┃後┃記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
9月始めに、台風12号の豪雨により紀伊半島などで100人を超える死者・行
方不明者がでて、平成最大の被害になったことは記憶に新しいことと思いま
す。先日、スギやヒノキの産地として有名な奈良県・吉野に映像の撮影にい
ってきましたが、至る所で土砂崩れが発生しており、林業も相当な被害を受
けているようでした。林業の再生なくして、木造文化の活性化はありえませ
ん。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。 (S)
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■竹中大工道具館MAILNEWS 第13号 (2011/10/4発行)
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