概   要 古建築の修復や復原・研究の第一人者・鈴木嘉吉氏と14歳で瓦葺職人の父に弟子入りし、瓦一筋70年の瓦大工・山本清一氏をお迎えし、古代建築と古代瓦の魅力についてお話を伺います。古建築と瓦屋根の関係、古代瓦の製作と葺き方へのこだわり、そして技術伝承について、工事現場のエピソードも交えながら、語って頂きます。半世紀に渡り第一線で活躍していらっしゃる大ベテランのお二人だからこそ聞ける貴重なお話しです。ぜひ会場に足を運んでください。
日   時 2017年11月5日(日)14:00〜16:30 (13:00開場 ※変更しました)
講   師 鈴木嘉吉(元奈良文化財研究所所長)
山本清一(山本瓦工業株式会社会長)
講師プロフィール
鈴木嘉吉(元奈良文化財研究所所長)
1928年東京生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。古代木造建築研究の第一人者。薬師寺伽藍、平城宮跡の朱雀門や大極殿など古代建築の復元に携わる。現在、東大寺の東塔跡発掘調査団の団長、薬師寺東塔修理保存事業専門委員会委員長。著書に『古代寺院僧房の研究』、『東大寺南大門(不滅の建築)』、『平等院鳳凰堂(不滅の建築)』『長弓寺本堂(不滅の建築)』ほか。
山本清一(山本瓦工業株式会社会長)
1932年奈良県生まれ。14歳で瓦葺職人の父に弟子入り。その後、井上新太郎のもとで文化財の仕事に入る。主な仕事は、法隆寺金堂、松本城、姫路城、東大寺大仏殿、薬師寺伽藍、唐招提寺金堂、平城宮跡の朱雀門や大極殿など多数。著書に『めざすは飛鳥の千年瓦』。選定保存技術保持者。黄綬褒章受章。旭日双光章受章。日本伝統瓦技術保存会会長。
司   会 大脇潔(元近畿大学文芸学部文化学科教授)
1947年名古屋生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部考古第二調査室長歴任。元近畿大学文芸学部教授。著書に「丸瓦の製作技術」、「蘇我氏の氏寺からみたその本拠」、「飛鳥の寺」、『日本の美術1(No.392)鴟尾』ほか。
定   員 先着200名(入場無料・申込不要)
会   場 ラッセホール 大会場
(神戸市中央区中山手通4-10-8)

《アクセス》
神戸市営地下鉄「県庁前駅」下車、徒歩5分
JR・阪神「元町駅」下車、徒歩8分
JR・阪急・阪神・神戸市営地下鉄「三宮駅」下車、徒歩15分
 

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※イベントの日時・内容は変更になることがあります。最新の情報は「千年の甍」展公式ホームページにてご確認ください。