入口の土のゲートの仕上げ作業をオープニングイベントとして公開しました。100人近いお客様にお集まりいただきました。

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土壁の仕様は、昔ながらの荒壁です。農家や民家の土壁は、土に藁を入れただけのものを自ら塗って仕上げることが多いのですが、そのひび割れた荒々しい土の表情をあえて採用することで、土の魅力を表現しています。

下地のデザインも有生氏によります。背後の土壁オブジェとのバランスを考え、楕円形の円柱をつないだシンプルな造形となっています。

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幼稚園児の頃から鏝を握っていた有生氏の鏝さばきはまるで踊りを見るかのようです。自在に道具を操り、けしてバランスを崩さずに滑らかに動く基本動作は、成長の過程で身体にその所作が刻みこまれていたのでしょう。

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どの程度ひび割れた仕上がりとなるかは、調合と塗厚によってコントロールされます。乾燥後の姿を見なくとも完璧にコントロールできる。まさに土の特性を知り尽くした職人の技といえます。

出来上がりの様子は、開場時のイベントレポートをご覧ください。

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