日時 ①2018年10月20日(土)9:30~12:00
②2018年11月17日(土)10:00~15:00
会場 ①10/20:神戸市西区農場(神戸市営地下鉄西神中央から徒歩20分)
②11/17:竹中大工道具館館内特設会場
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10月20日(土)9:30~12:00に南の島の家づくり展1回目のワークショップ「身近な自然で家をつくろう」稲刈り編を開催しました。
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左から、講師の菅野さん(宮大工)、久米さん(竹の台地域委員会)、新垣さん(当館ボランティア)
身近な素材を使って家を造る。自然とともに人が暮らすとはどういうことなのだろう。今回は、インドネシア流の家づくりに学びながら、神戸でその一端を経験してみたいと思います。
まずは収穫です。人は食べるために稲を育てます。昔は食べるだけでなく、家を造って住むためにも使い、それが傷むと肥料として最後まで利用し、それを循環させていくことが生活そのものでした。
現在では、実際にお米のほとんどはコンバインで刈られ、脱穀までしています。藁はその場で地にまかれ、堆肥に変わるのを待ちます。「それが何故いけないの?」いいえ、悪くはありません。ただ、昔は堆肥に変わるまでのひとときの間、住みかを護る屋根に使っていたのです。
収穫は神戸市西区竹の台小学校のたけのわらやプロジェクトとの協働イベントです。今年春に小学生が田植えしてくれた田んぼには、講師の菅野さんをはじめとする世話役の方々の管理の賜物で、たわわに実った稲が収穫の時を待っていました。
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お米のプロ!小池農園の小池さん(神戸米マン!)
前日に小学生が先に収穫をしていました。竹の台地域委員会藁部のみなさんと合同で稲刈りをしました。ほとんどの方が稲刈りは初めての体験でしたが、講師の素晴らしい指導もあって、あっという間に刈り取ってしまいました。
① 作業開始!
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② 一生懸命稲運び!
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③ 昔の脱穀機も仕組みはコンバインと同じなんだ。
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④ いっぱいとれたぞ~!
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⑤ 最後は茅葺職人の指導で藁結びとハサガケです。
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⑥ 今日はとってもよい勉強になりました。講師の皆さん、ありがとうございました。
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小さなお子様も参加されているので、作業を軽減するために現代の機械を使用しましたが、一部昔の脱穀機も使って手作業も体験することができました。
丁寧に手で刈った藁は、機械で刈るよりも長く、屋根を葺くにも良材を得ることができます。これから二週間ほど乾燥させて、次回は家づくりの材料に使います。身近な自然とともに暮らすことが肌で感じられる企画となることを願います。
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