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現在開催中の神戸会場の様子を写真でご紹介します。

東京会場にはなかった「千年の甍(瓦の歴史)」、「鬼瓦コーナー」を加え、10月14日より開催しています。

正面入口を入るとすぐ迎えてくれるのは「瓦曼荼羅」です。軒先を飾る丸瓦と平瓦の先端に施されている様々な紋様の造形をお楽しみ下さい。

千年の甍(瓦の歴史)コーナーです。中央のステージには興福寺中金堂の鴟尾(実寸の1/2)、その左奥には、屋根に乗っている現役の瓦で最も古い1400年前(飛鳥時代)の元興寺の瓦を展示しています。またパネルには建築の移り変わりと瓦との関係を解説しています。

続いて「古代瓦をつくる」コーナーです。東京会場より充実させて、瓦をつくるための粘土板を取るタタラをはじめ、丸瓦、平瓦をつくる作業台も展示しています。

「古代瓦をつくる」コーナーには唐招提寺金堂の鴟尾(実物大)も目の高さで見ることができます。

展示場一番奥は、迫力ある鬼瓦コーナーです。時代別に鬼瓦を並べ、その前には鬼瓦をつくる道具と古代の鬼瓦をつくる石膏型を展示しています。

「古代瓦を葺く」コーナーです。東京会場でも好評だった屋根模型(実物大)を展示しています。左側は現代の葺き方、右側は奈良時代の葺き方です。

屋根模型の向かい側には瓦職人が描いた原寸図。屋根に瓦がどのように納まるのかを検討するため実際の瓦の大きさで図面を描き確かめるためのものです。原寸図を描くための型板や発掘した瓦を測るための道具も展示しています。

また瓦を葺く前の作業である瓦の選定・仮並べ(写真右)、瓦を屋根に葺く工程(写真左)について、道具や映像で解説しています。

テラスには特別展示として、姫路城大天守の鯱(実物大)を見ることができます。休憩も兼ねてぜひご覧ください。

神戸での展示は12月3日までです。普段屋根の上にあってなかなか間近で見ることのない瓦を楽しめるまたとない機会です。お見逃しなく!

 

◎関連イベントとして「鬼瓦クッキーをつくろう!」(11月6日)、技と心講演会「職人と語る瓦屋根の話」(11月5日)、技と心セミナー「世界の瓦と日本の瓦」(11月18日)を開催します。

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