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現在開催中の名古屋会場の様子を写真でご紹介します。

神戸会場にはなかった「三州瓦」コーナーを加え、1月20日(土)より開催しています。

「瓦曼荼羅」が正面入口で出迎えてくれます。蓮の花、文字瓦、巻き藤、鳳凰、葡萄唐草など、軒先を飾る様々な瓦の紋様をお楽しみ下さい。

「千年の甍(瓦の歴史)」コーナーです。飛鳥~江戸時代の瓦の変遷を建築との関係から紹介しています。中央のステージには興福寺中金堂の鴟尾(実寸の1/2)、その奥には、ごく最近まで屋根に乗っていた1400年前(飛鳥時代)の元興寺の瓦を展示しています。また瓦大工・山本清一さんの瓦職人としての心意気を言葉と写真で紹介しています。

続いて「古代瓦をつくる」コーナーです。原料の土から丸瓦、平瓦、軒丸瓦、軒平瓦の成形工程を道具と映像で解説しています。

「古代瓦をつくる」コーナーには唐招提寺金堂の鴟尾(実物大)も展示しています。普段屋根の一番上にあって目の高さでみることはめったにないので、ぜひこの機会にご覧ください。

「鬼瓦」コーナーです。鬼瓦の移り変わりが一目でわかるよう、飛鳥~室町の時代別に鬼瓦を展示。展示台には古代の鬼瓦をつくる石膏型と現代の鬼師が使う道具が置かれています。

「古代瓦を葺く」コーナーです。写真は屋根模型(実物大)。実物サイズの瓦で、向かって右側は奈良時代の葺き方、左側は現代の葺き方がわかるように作りました。両方の違いは葺き土があるか、ないか。会場で比べてみてください。

瓦屋根の原寸図です。原寸図とは屋根に瓦がどのように納まるのかを検討するため、実際の瓦の大きさで描いた図面のこと。瓦の断面、立面、側面が一枚にすべて描かれています。ケースの中には原寸図を描くための型板を展示しています。

瓦の選定・仮並べの展示です。瓦は焼き物なので、古い瓦と新しい瓦では曲率が異なります。そこで、瓦を葺く前に、事前に葺いてみる作業を行うのです。このコーナーの向かい側には瓦を屋根に葺く工程を道具、パネル、映像で紹介しています。

最後は実際の瓦を持ちあげて、重さを感じてみるコーナー。平城宮跡大極殿に使った同じ瓦を展示しています。軒平瓦はなんと6.8キロです!

映像コーナーです。「千年の甍;古代瓦をつくる(竹中大工道具館制作、21分)」「唐招提寺金堂~天平の技に挑んだ男たち(TBS制作、24分)」、「大佛殿修覆;7年の記録(朝日放送制作、24分)」の3作品を上映しています。特に「大佛殿修覆;7年の記録」はここでしか見れない貴重な映像ですので、お見逃しなく!

愛知県は三州瓦の産地です。名古屋開催を記念して、「三州瓦」コーナーを設けています。高浜市やきものの里かわら美術館の協力を得て、三州瓦の歴史をはじめ、近代化、現在、そして鬼師の技を紹介しています。

 

名古屋会場は3月11日(日)までです。今回の企画展「千年の甍-古代瓦を葺く-」はこの会場で終了となります。東京会場、神戸会場を見逃したという方々、もう一度みたいという方々、ぜひ名古屋会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

◎関連イベントとして、地元・西三河南部の鬼師による鬼瓦製作実演が行われます。申し込み不要です。奮ってご参加ください。

日時:①1月27日(土)、②1月28日(日)、

   ③3月4日(日)いずれも13:30~15:30

会場:トヨタ産業技術記念館ホールA

主催:高浜市やきものの里 かわら美術館

詳細はこちら(リーフレットPDF)

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