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現在開催中の東京会場の様子を写真でご紹介します。

エントランスホールで出迎えてくれるのは、姫路城大天守の鯱(しゃち)です。高さ190㎝、重さ300㎏の実物大で、姫路城大天守の平成大修理(2009年10月~2015年3月)の際に製作されたものを特別に展示しています。

展示は、瓦の造形コーナー、瓦のつくり方や葺き方を解説したコーナー、映像コーナーで構成されています。

展示場に入ってすぐのところには実物大の屋根模型を展示。瓦の種類をはじめ、奈良時代の葺き方(写真の右)と現代の葺き方(写真の左)の違いを説明しています。

[古代瓦の造形コーナー①]6世紀~8世紀頃、屋根を飾っていた軒瓦や鬼瓦を展示しています。

[古代瓦の造形コーナー②]迫力ある唐招提寺金堂の実物大の鴟尾(しび)です。高さ119㎝、重さ200㎏。クレーンなどの機械もなかった奈良時代に大棟の両端に据え付けられていたと思うと驚きです。

[古代瓦をつくるコーナー]瓦の原材料の土をはじめ、瓦が大陸から導入された当初の平瓦、丸瓦、軒瓦のつくり方を、製作道具や瓦、壁面グラフィック、映像でわかりやすく解説しています。

[古代瓦を葺くコーナー]屋根にどのように瓦が葺かれていくのかその工程を紹介しています。写真の手前は屋根に葺く前に瓦を選別して仮並べをするところの再現です。奥は瓦葺きに使う道具や型板を展示しています。

[ハンズオンコーナー]丸瓦・平瓦を手に取って頂き、葺いてみるコーナーです。実物大のなので、瓦の重さも感じていただけます。

[シアターコーナー]瓦職人の仕事を取り上げた三作品を上映(21分~24分程度)。東大寺大仏殿昭和大修理の貴重な映像もご覧いただけます。

千年の風雨にも耐える丈夫な瓦を作り上げた瓦職人の技と心に触れられる、またとない展覧会です。是非、会場にお越しください。

上記の展示内容を一連の映像でご覧いただけます。こちらもぜひご覧下さい。

※本展示は神戸会場(2017年10月14日~12月3日)に巡回します。

 

写真撮影/光齋昇馬

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