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記念講演会

「尾張三河の大工棟梁」

織田信長から安土城を任された岡部又右衛門、徳川家康に仕えて江戸城建設に奔走した三河や遠江浜松の大工、その子孫で徳川秀忠・家光に仕え、鎌倉鶴岡八幡社・増上寺台徳院霊廟・三河伊賀八幡宮社殿などに関わった鈴木長次、仙波・金沢・滝山・鳥取・上野など全国の東照宮造営に関わった木原義久など、尾張・三河出身の大工棟梁は、近世初期の建築界で目覚しい活躍をしました。その高度な建築技術は尾張藩に伝えられ、明治維新後も、東本願寺御影堂の棟梁を務めた伊藤平左衛門、宮大工棟梁から近代建設業への基礎を築いた竹中藤右衛門が活躍しました。このような近世から近代に活躍した尾張と三河の大工棟梁について、代表的建築作品を紹介しながら解説します。

>>記念講演会レポート
タイトル 尾張三河の大工棟梁
日 時 2010年12月12日(日) 13:30-15:00
場 所 産業技術記念館 ホールA 
定 員 先着150名(入場無料・申込不要)
講 師

麓和善(名古屋工業大学大学院教授)

(プロフィール)
1956年香川県生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了。財団法人文化財建造物保存技術協会を経て、現在名古屋工業大学大学院教授。工学博士。専攻は、日本建築史・文化財保存修復。著書に『日本建築古典叢書9 近世建築書 絵様雛形』、『旧豊田喜一郎邸移築修復工事報告書』、『法雲山蓮教寺 保存修復工事の記録』、共著に『日本産業技術史事典』、『ビジュアル版 城の日本史』、『茶道学大系6 茶室・露地』ほか多数。
会場案内図 地図
お問い合せ 竹中大工道具館 TEL 078-242-0216

 

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