ワークショップ「石井春さんとつくるアズレージョタイル」

日時 2022年10月15日(土)
講師 石井春(造形作家)
会場 竹中大工道具館地下2階木工室

2022年10月1日に開幕した「石井春―アズレージョと空間」展の記念イベントとして開催されたタイルづくりのワークショップ。一番の魅力はなんといっても作家の石井春さんと一緒にタイルの絵付けができることです。


まず最初の15分間はポルトガルのアズレージョの紹介。石井さんが制作しているリスボン近郊のフォルトゥーナ工房の様子が紹介されました。

講義中の石井春さん

タイルと絵の具もポルトガル製を使いたかったのですが、輸入費等の関係で材料費がかなり高くなるため、今回は日本製でチャレンジすることになりました。
絵柄は自分でデザインしても良いし、見本を用いても良いとなっています。

まずは石井春さんがカーボン紙を用いた見本絵の写し取りを実演してくれました。カーボンの跡は焼成したときに消えてしまうそうです。

自分で下書きした絵を移してもOK。鳥の絵がキレイに写し取れたようです!

続いて絵の具と水で溶かして着彩していきます。つるつるした表面にものる陶芸専用の絵の具です。

伝統的な模様にもチャレンジ。色を使うと鮮やかになりますね。

着彩完了。この後はお預かりして、電気釜で焼き上げます。さてどんな具合に仕上がるのでしょうか?楽しみですね
今回のワークショップ、みなさん様々なアイデアでオリジナルの絵を描いていたのが印象的でした。世界に一つだけのオリジナルタイルですので、ぜひお気に入りの場所に飾ってもらいたいなと感じました。
完成品
*いくつかご紹介