激動の明治時代、職人達は西洋の文化や技術に刺激を受け、それまでの道具に工夫を凝らして新しい手道具を次々に開発しました。明治時代はまさに職人達の創意工夫の時代といえるでしょう。
本展示では、明治時代に登場したといわれる二枚鉋、西洋のネジを鉋の台に応用した機械決り(きかいじゃくり)鉋など約15点の資料を中心に、明治の職人達の試行錯誤を探ります。最近の研究で明らかになった「煙草庖丁を再利用した二枚鉋」も見どころのひとつです。
開催概要
会 期2012年7月3日(火)〜9月30日(日)
会 場 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料 一般300円、大・高生200円、小・中生100円、各種割引あり
会 場竹中大工道具館 1Fテーマ展示コーナー
主 催 公益財団法人竹中大工道具館
協 力 たばこと塩の博物館、長崎大学附属図書館
展示構成(1) 一枚鉋から二枚鉋へ
(2) 二枚鉋の変遷 -煙草庖丁と鉋刃-
(3) ネジの応用 -溝を削る鉋-

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