葺く展の開催を記念して、筑波大学教授の安藤邦廣先生と、茅葺き職人の広山美佐雄さんをお迎えします。
安藤先生のご講演では、農林業を営むための「草の循環的利用」のなかで生まれた日本の茅葺き屋根と、その地域的特色、そして今後の茅葺きのありかたについてお話いただきます。
また、長年茅葺きに携わってこられた広山さんから、日本の茅葺きの中でも特に洗練された「筑波流」の技について、材料や道具の解説を交えたお話をお聞きします。

講演会レポート

タイトル 里山に学ぶ-草と木でつくる屋根-
日 時 2011年9月9日(金) 18:00-19:45
内 容 第一部(18:05-18:30)
「職人に聞く茅葺きの技」
語り手:広山美佐雄、聞き手:上野弥智代
第二部(18:30-19:40)
講演「里山に学ぶ-草と木でつくる屋根-」安藤邦廣
場 所 竹中工務店東京本店2F ABホール
定 員 先着200名(入場無料・申込不要)
講 師 安藤邦廣(筑波大学教授・建築家)
廣山美佐雄(茅葺き職人)
上野弥智代(日本茅葺き文化協会理事)
講 師
プロフィール
安藤邦廣
1948年宮城県生まれ。1973年九州芸術工科大学卒業。1982年筑波大学芸術学系講師を経て1998年より筑波大学芸術学系教授。著書に、『茅葺きの民俗学』(はる書房)、『住まいの伝統技術』(建築資料研究社)、『住まいを4寸角で考える-板倉の家と民家の再生-』(学芸出版社)、『民家造』(学芸出版社)、『小屋と倉』(建築資料研究社)など。

廣山美佐雄
1931年、茨城県生まれ。筑波流茅手として、50年以上茅葺き屋根の葺き替えを生業 としてきた。平成20年、社団法人国土緑化推進機構の「森の名手100選 森の伝承・文化部門」に選出される。

上野弥智代
兵庫県神戸市生まれ。筑波大学芸術専門学群建築デザインコース卒業。筑波山麓にて里山を生かす住まいの設計をはじめ、組み地域のまちづ くりや茅葺き民家保存活用の支援活動に取り組んでいる。一般社団法人日本茅葺き文化協会理事。株式会社里山建築研究所研究員。一級建築士。
会場案内 地図
お問い合わせ 竹中大工道具館 TEL 078-242-0216

※イベントの日時・内容は変更になることがあります。最新情報は当ホームページでご確認ください。

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