展覧会概要

スギやヒノキで柱を立て、ススキやヨシで屋根を葺き、イグサを編んだ畳の上で暮らす。日本では、昔から身近な植物とともに住まいを築き、自然の恵みを生かしてきました。本展では、日本の伝統的な木造建築を支える「植物」と「匠」の技に注目し、それぞれを植物学と建築学の視点から読み解きます。さらに、それらが循環する社会の中でどのような役割を果たしてきたのか、その知恵と工夫をご紹介します。取り上げる技の多くは2020年の登録より5年目を迎えた、ユネスコ無形文化遺産「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」。自然が育んだいのちを、人間の知恵によって繰り返し生かし続けていく―。そんな、丁寧で温かなものづくりの世界をどうぞお楽しみください。

展覧会名
植物✕匠 めぐるいのち、つなぐ手しごと
2025年7月29日(火)~9月28日(日)
会場
国立科学博物館  日本館1階企画展示室
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
 

※詳細は決まり次第、順次更新します。