展覧会概要 | 会 期 2016年6月3日(金)〜 2016年7月10日(日) 会 場 竹中大工道具館1Fホール 開館時間 9:30〜16:30(入場は16:00まで) 休館日 月曜日 入館料 一般500円、大高生300円、中学生以下無料、65歳以上の方200円 ※常設展観覧料を含む 主 催 公益財団法人 竹中大工道具館 協 力 群馬県甘楽町、公益社団法人日本工芸会 |
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展示内容 | 「清雅」を標(しるべ)に、繊細かつ雅趣に富む独自な作風を築く木工藝家・須田賢司。木を精緻に加工して箱や調度品、家具を作り上げる指物技法を基礎に、象嵌(ぞうがん)や拭漆仕上げ、金具制作までも自ら手がけ、ときにフランス産の楓(かえで)などの特色ある洋材を取り入れた現代的な造形が大きな魅力です。 本展覧会では、小箪笥、箱、家具など多彩なジャンルの作品を中心に、銘木や道具、指物仕口、仕上げ技法などの制作の舞台裏も紹介し、精緻な木工作品を生みだす背景に迫ります。さらに、前近代から近現代へいたる日本木工史、稀有の銘木「御蔵島産の桑」をめぐる木工家・須田家三代の物語などを紹介し、須田氏の作品や技術に集約された日本工藝史の要素をひも解きます。 伝統の指物から総合芸術たる「木工藝」へと昇華させた工藝の最先端の世界を、是非ご鑑賞ください。 |
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ダウンロード | A4サイズ・PDF形式のチラシがダウンロードできます チラシ(PDFファイル・2MB) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な展示品 |
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プロフィール | 須田賢司(木工藝家) 昭和29年(1954)、祖父・須田桑月から続く木工家に生まれる。昭和48年から父・須田桑翠に師事し、木工技法を習得。母方の祖父からは漆芸を学ぶ。平成22年紫綬褒章受賞、平成26年重要無形文化財「木工芸」保持者(人間国宝)に認定。現在、群馬県甘楽町に工房を構える。ニュージーランドやスウェデーン、デンマークでのワークショップ等、海外文化交流にも力を注ぐ。
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関連イベント |
人間国宝 須田賢司によるギャラリートーク 須田氏に作品の見どころをはじめ、普段あまり聞くことのない製作の舞台裏(道具、仕上げ材料、指物仕口など)についてお話しいただきます。
「技と心」セミナー 伝統的な指物師から近代の工藝作家へと展開する木工史を辿り、その流れから須田賢司の作品や仕事の特色、現在の「工藝」の姿を語ります。
実演とワークショップ 超人的技をもった松江藩の名工・小林如泥の「一滴も漏らない酒器」の逸話から、須田氏がその技法を考証し、再分解できる組立式の枡を、参加者にも実技に加わっていただきながら制作します。
※参加案内ハガキ・メールは締切日から10日後以降に発送します。
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