日本の大工は、古くから手仕事を大切にして、ものづくりをすることで知られています。この度、日本の大工道具一式が当館からハーバード大学へ寄贈されることを受けて、現地で大工仕事を紹介する小規模な展覧会を開催することになりました。 「シンキング・ハンド」とは、熟練した手仕事こそがものづくりの原点であり、そのために手の動きと材料を媒介する「道具」を大事するという、日本の職人の考え方を切り取ったコンセプトです。このコンセプトに合わせ、日本の伝統的な大工道具(62点)をはじめ、現代の匠が渾身の技で仕上げた木組み模型、木材の削り仕上げ面、建築模型などの作品(12点)を映像を交えて紹介します。また目玉展示として、一昨年の「数寄屋大工」展で好評だった茶室の実物大構造模型を、現地で大工が組み立てて展示します。
展示概要
名 称The Thinking Hand: Tools and Traditions of Japanese Carpentry
会 期2014年1月15日(水) 21日(火)〜3月25日(火)
※開催日が変更になりました。
主 催ハーバード大学デザイン大学院、
ハーバード大学ライシャワー日本研究所、
公益財団法人竹中大工道具館
会 場ハーバード大学CGIS 南棟 (アメリカ・マサチューセッツ州)
1730 Cambridge St, Cambridge, MA
開館時間10時〜17時
入場料無料
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