展覧会概要 | 土や漆喰をつかって壁をつくり、空間の表層をになう左官のしごと。大工、建具、表具、畳との調和を意識し、光や風の生みだす四季折々のうつろいに思いをはせながら庭へと視線を誘う。本展覧会では、さまざまな要素を複合させることで左官の可能性をひろげる作品を展示します。
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主な展示品 |
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関連イベント | [1]オープニングイベント「美を創る匠の技」
展示作品の仕上げ工程を公開します。左官材料と木、石、紙などのさまざまな素材を組合せ、光や風のうつろいで空間を彩ります。
[2]「ちょこっと木工」期間限定特別企画「どろだんごをつくろう!」 子どもの頃、一度はつくったどろだんご。今では子どもが土に触れる機会も少なくなりました。ちょこっと木工の特別企画として「どろだんごをつくろう!」を行います。ちょこっとしたコツを覚えて、泥団子名人になりましょう!
[3]「技と心」セミナー「土壁体験」 左官職人を見ていると、鏝を軽々と動かし、瞬く間に平らな壁が仕上がっていきます。しかし、実際にやってみると思うようにできるものではありません。プロに習って壁塗りを体験してみませんか。土の重みを感じながら鏝を一定に動かす。身体で塗る感覚を体験してみましょう。
[4]「技と心」講演会「実践左官学-空間を設えるための備え」 幼少より左官修業に勤しみ、20歳の頃には一通りの技術を修得していた久住誠は、それでも伝統工法の仕事を極めようと京都に居を移しました。京では技術は出来て当然であり、その上で調和が求められる世界でした。左官の知識だけでは足りず、他の仕事や素材を熟知し、そこで何が求められているのかを見抜く力が大切なのです。伝統を知りながらも束縛されず、如何に自由に振舞えるのだろうか。そんな久住氏の挑戦について語って頂きます。
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