普段は見ることのできない丸太の墨付や加工など数寄屋大工ならではの仕事を、京都の老舗・安井杢工務店の大工に実演していただきます。
日時 | 10月6日(土)13:30〜15:00 |
場所 | 竹中大工道具館別館前特設会場 ⇒ ひょうご共済会館 ※会場が変更になりました |
実演 | 安井杢工務店 |
参加費・申込 | 参加無料・申込不要 |
内容 | 丸太の墨付・加工など※ 荒天中止 |
一般的な土壁よりも薄く仕上げられる茶席の壁は、一部の左官職の間にのみ受け継がれる秘伝といわれます。ワークショップでは、熟練の左官職人による塗付と墨付の技法を実演し、一般の方にも体験していただきます。
京都の北村美術館に隣接する四君子苑は、鴨川を隔てて東山を借景とする旧北村邸の茶苑です。昭和19年完成の数寄屋造りの建築は、京数寄屋の名工・北村捨次郎晩年の作品です。昭和38年、数寄屋建築を独自に近代化したといわれる建築家・吉田五十八により母屋が改築されました。伝統と近代が見事に調和した数寄屋建築を、北村美術館職員および吉田五十八とともに母屋の改築に携わった建築家・今里隆氏の解説によってご鑑賞いただきます。
日時 | 10月27日(土)13:30〜15:00 | ||||||
見学先 | 北村美術館 四君子苑 | ||||||
講師 | 今里隆(杉山隆建築設計事務所・建築家)、北村美術館職員 〔プロフィール〕 1928年東京生まれ。1949年東京美術学校(現東京藝術大学)建築科卒業。在学中から吉田五十八研究室に勤務。1964年杉山隆建築設計事務所創設、現在に至る。 (公財)五井平和財団理事、(公財)国際茶道文化協会評議員、元東京藝術大学客員教授。 主な作品:国技館(共同設計)、池上本門寺大客殿・御廟所、京都醍醐寺霊宝館・伝法学院、平山郁夫美術館、(公財)日本美術院、金田中、大平正芳邸、平山郁夫邸、松尾敏男邸。2013年春竣工予定の歌舞伎座監修中。 |
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定員 | 30名(事前申込制) | ||||||
参加費 | 2,000円(美術館入館料込) | ||||||
申込方法 | ウェブメールで申込み 往復ハガキで申込み 往復ハガキに下記事項をご記入の上お申込みください。
※ハガキ1通につき1名様のみの申し込みとさせていただきます。 ※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。 ※ご参加の可否や当日の集合場所などの詳細は締切日以降にご連絡いたします。 ※ご記入いただいた情報は厳重に管理し、企画展記念イベント以外の目的には 使用いたしません。 |
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申込締切 | 9月28日(金)消印有効 |
唐紙は刷毛(はけ)でなく篩(ふるい)で絵具を版木にのせ、バレンを使わず、一枚一枚直接手のひらで摺り上げます。こうすることで唐紙独特の優美な味わいが生まれます。ワークショップでは、京からかみ摺り師の第一人者である本城氏による実演をご見学いただいたあと、ハガキ制作を体験していただきます。
日時 | 11月10日(土)10:00〜12:00、13:30〜15:30の間、適宜開催 ※材料がなくなり次第、終了となります |
場所 | 竹中大工道具館B1F特設会場 |
講師 | 本城武男(京からかみ摺り師) 〔プロフィール〕 唐長10代目千田長次郎に師事。桂離宮・二条城など、唐紙の製作に携わる。唐長を退いた後、京都山科に工房(本城紙芸)を開設し、独立。平成15年京都市伝統産業技術功労賞受賞。 |
参加費・申込 | 参加無料・申込不要 |
日本人の繊細な美意識が詰め込まれた数寄屋建築。それを実現する職人たちもまた独特の知恵と技を備えています。今年の講演会は「数寄屋大工」展の開催を記念して、中村昌生先生を司会に本場・京都の大工、左官、銘木店の第一人者をお迎えして、守り継がれてきた伝統の美意識と技について語っていただきます。
日時 | 10月21日(日)14:00〜16:30 |
場所 | ラッセホール大会場 |
司会 | 中村昌生(京都工芸繊維大学名誉教授) |
語り手 | 齋藤光義 (安井杢工務店・数寄屋大工棟梁)、佐藤嘉一郎( 佐藤左官工業所・左官職人)、中川典子( 千本銘木商会・銘木師) 〔プロフィール〕 ◆中村昌生(京都工芸繊維大学名誉教授) 1927年生まれ。京都工芸繊維大学名誉教授。長年にわたり、茶室や数寄屋建築の研究・創作を続ける。また(財)京都伝統建築技術協会の設立に携わり、理事長を務める。著書に『茶の建築』、『京の町屋』、『茶匠と建築』、『数寄屋古典集成』等がある。 ◆齋藤光義(安井杢工務店・数寄屋大工棟梁) 1951年、京都府生まれ。数寄屋大工棟梁。 1972年、京都専修職業訓練校卒業。1973年、安井杢工務店に入社。1985年、同社職長(棟梁)となる。 工事経歴:宇治市営茶室[対鳳庵]新築、中央工学校南ヶ丘倶楽部茶室新築、駿府公園茶室新築、京都迎賓館和会食棟など多数。 ◆佐藤嘉一郎(佐藤左官工業所・左官職人) 1921年、佐藤左官の三代目として京都府に生まれる。数寄屋・土蔵の左官仕事に従事。 京都左官工業組合副理事長、京都左官職業訓練校校長、京町屋作事組理事を歴任。 著書に『土壁・左官の仕事と技術』(共著)、『日本の壁-鏝は生きている』(共著)、『日本庭園鑑賞便覧-全国庭園ガイドブック』(京都林泉協会編著)等がある。 ◆中川典子(千本銘木商会・銘木師) 1970年、京都市生まれ。千本銘木商会常務取締役。 茶道美術出版社に勤務後、女性では珍しい銘木師の修行を経て、創業290余年の材木商「酢屋」に勤務。現在は文化財用銘木の納入、京町屋の再生、床の間、家具づくりなどに従事。IWA木材アドバイザー。 京都新聞社の連載、NHK文化講座「木林学のススメ」などを通じて、木のある暮らしの豊かさを多くの人々に伝えている。 |
映像上映 | 「数寄屋大工」(当館製作・20分) |
定員 | 先着250名(入場無料・申込不要) |
備考 | 本講演会は竹中大工道具館「技と心」講演会を兼ねています。詳しくはこちら |
「異風になく、けっこう(結構)になく、さすがてぎハ(手際)よく、目にたたぬ」のが数寄屋造りの本質です。軽快で瀟洒(しょうしゃ)なたたずまいを造形の基調とする数寄屋造りの普請は、自然の材料である丸太や竹を使うことが特色です。その技術は数寄屋、茶室の普請において錬磨され、木造建築技術の粋といわれるまでに成熟してきました。それらを茶室の床の間や窓の意匠を中心に解説します。
日 時 | 2012年11月3日(土)13:30〜15:00 | ||||||
場 所 | ひょうご共済会館(予定) | ||||||
講 師 | 日向 進(京都美術工芸大学教授) 〔プロフィール〕 1947年、舞鶴市生まれ。京都工芸繊維大学大学院修士課程修了。中村昌生師に師事し、建築史を学ぶ。京都工芸繊維大学教授を経て現在、京都美術工芸大学教授。工学博士。 著書に『近世京都の町・町家・町家大工』、『窓のはなし』、『茶室に学ぶ-日本建築の粋-』等がある。 |
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定 員 | 50名(入場無料・要申込) | ||||||
申込締切 | 2012年10月19日(金)消印有効 | ||||||
会場案内 | 地図(外部リンク) | ||||||
申込方法 | ウェブメールで申込み 往復ハガキで申込み 往復ハガキに下記事項をご記入の上お申込みください。
※ハガキ1枚につき、4名までお申込みいただけます。 ※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。 ※ご参加の可否や当日の集合場所などの詳細は締切日以降にご連絡いたします。 ※ご記入いただいた情報は厳重に管理し、企画展記念イベント以外の目的には 使用いたしません。 |
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備 考 | 本セミナーは竹中大工道具館「技と心」セミナーを兼ねています。 |
当館研究員が展覧会のみどころを解説します。
日 時 | 2012年10月14日(日)、11月17日(土)各日とも14:00〜15:00 |
場 所 | 竹中大工道具館1階 |
定 員 | 適宜(参加無料・申込不要) ※別途入館料必要 |
講 師 | 当館研究員 |