1.水平器

木製及び金属製の、正確な面を持つ定規に水準グラスを縦横2個取付けています。気泡の移動で部材の水平や垂直の正否を調べるのに使用します。



▲ 各種水平器

2.水盛管

長い距離の水平を見るのに使用します。円簡型の缶にホースを取付け、その先にガラス管を付けます。缶に入れた水を地面にはわせたホースからガラス管に導き、その水の高さを結ぶことで、水平を調べることができます。

3.糸巻

水平器や水盛管で調べた水平のポイント同士を糸で結び、基準となる線をだすのに使用します。



▲ 左より 凧糸巻型、戸車型、若葉型

4.下げ振り

糸に重りを付けたもので、部材から下げて垂直の成否を調べるのに使用します。



▲ 左より 紡錘型2点、砲弾型2点

 
  • ※ 本ページの内容は『竹中大工道具館収蔵品目録第5号-墨掛定規類・罫引・錐篇-』の解説を抜粋したものです。
  • ※ 品名は、主に関西で用いられている道具名称を参考にして当館で用いられている統一名称によっています。地域や研究者によって道具の名称はことなることがあります。

墨掛道具

罫引

雑道具