1.外丸鉋・内丸鉋 |
台の下端が外側に湾曲したものを外丸鉋と呼び、凹型の曲面を削るのに使用する。台の下端が内側に湾曲したものを内丸鉋と呼び、凸型の曲面を削るのに使用する。鉋刃の刃先も台と同様の円弧状になっている。円弧の種類によって深丸(外丸、内丸とも)、軸丸(外丸)などがある。
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2.反り台鉋 |
平鉋の刃を、平鉋をやや小型にして側面が外側に湾曲するように反らせた形の台に仕込んである。大きく湾曲した面を削るのに使用する。反り台鉋で、しかも外丸になっているものを四方反り台鉋、内丸のものを舟底鉋と呼ぶ。これらには小型のものが多い。 |
3.各種面取鉋 |
角材や板材に各種の刳形を削る、すなわち面取りをするのに使用する。さまざまな面をとる必要から、種類も多い(図9)。台の下端を必要な面に合わせて作り、この面と同様の刃先に研いだ刃を仕込む。おもに角の部分を削るのに使用するものには、作業中の台の揺れを防ぐための定規がつけられている。定規には、下端の両側に、材の角をはさむ三角形の定規が固定されたものと、可動式で面の形が調節できるものとがある。複雑な面をとるために、刃を二丁仕込んだものもある。
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