打込錐は、穂の根元の部分に鐔のような突起部がある(両鐔・片鐔がある)。部材に大きな釘類を打ち込むための穴をあけるのに使用する。穴が適当な深さになるまで打ち込んだ後、鐔を下から叩き上げて抜く。鐔鑿と同じだが、穂先の断面が打込錐は円、鐔鑿は四角になっている。

▲ 打込錐 上より 両鐔、片鐔

 
  • ※ 本ページの内容は『竹中大工道具館収蔵品目録第5号-墨掛定規類・罫引・錐篇-』の解説を抜粋したものです。
  • ※ 品名は、主に関西で用いられている道具名称を参考にして当館で用いられている統一名称によっています。地域や研究者によって道具の名称はことなることがあります。

墨掛道具

罫引

雑道具